超高性能Q1.0住宅
超高性能・超省エネ
エアコン1台で家じゅう冬は暖かく、夏は涼しい
それがQ1.0(キューワン)住宅です
田口建築設計事務所では、Q1.0住宅の設計に取り組んでいます。
2020.11.16 改訂
目次
【Q1.0(キューワン)住宅とは】
Q1.0住宅とは、民間の技術開発団体である一般社団法人 新木造住宅技術研究協議会(通称:新住協)の代表理事である鎌田先生によりますと、「超省エネの高断熱住宅」のことをいいます。
具体的な定義としては、
住宅の断熱性を強化し気密性を良くすることで、年間を通して暖房に必要な費用を(省エネ基準程度の断熱性の住宅と比べて)半分以下に抑えることができる住宅
とされています。
北海道の高断熱住宅(次世代省エネ住宅程度)の暖房エネルギー消費を、その半分以下にしようとすると、おおむねQ値=1.0前後になるそうで、そこからQ1.0住宅と名付けられたそうです。
現在Q1.0住宅は暖房エネルギー消費量の削減率(次世代省エネ基準との比)によって次のようにレベル分けされています。
50%以下:準Q1.0
40%以下:Q1.0レベル1
30%以下:Q1.0レベル2
20%以下:Q1.0レベル3
10%以下:Q1.0レベル4
関東地方においては外壁の付加断熱なしでも、ぎりぎりレベル1を達成することができます。
【Q1.0住宅と次世代省エネ基準の違い】
Q1.0住宅の設計にあたって、断熱計算は新住協から提供されているエクセルのソフト「QPEX」を使用します。QPEXでは次世代省エネ基準では考慮されていない、熱交換換気を採用した場合の消費エネルギー削減を検討することができます。
またサッシやガラスの熱貫流率(U値)についても、省エネ基準では材質によって一律に設定されていますが、QPEXでは各メーカーの各製品ごと実際の数値を用いて細かく設定された数値を使用して検討することができます。
このようにQ1.0住宅は実際の計画に則して、建物全体の熱損失と損失した熱を補うために必要なエネルギーの値を用いて省エネレベルを判断するので、住宅の断熱性能を検討するためには非常に信頼度の高い判断基準だと思います。
【Q1.0住宅マスター会員】
Q1.0住宅を1棟でも設計・施工したことがある工務店や設計事務所は、新住協にに申請のうえ審査に合格するとQ1.0住宅マスター会員の認定を受けます。
Q1.0住宅マスター会員は、全棟Q1.0住宅を目標としてQ1.0住宅の普及に努めます。
>>>Q1.0住宅マスター会員