FLIR C3 のレビュー
サーモグラフィカメラ FLIR C3 についてのレビューです。
現在はコロナ対策の体温測定のために、デパートの入り口などにサーモグラフィカメラが設置されているのをよく見かけますが、私は建築関係で使用してます。
先日サーモグラフィカメラの購入を考えておられる方から相談がありメールでやり取りをしたので、それをもとにレビューとしてまとめておきます。
FLIR C3 の主なスペック
熱画像解像度 | 80×60(4,800ピクセル温度情報付き) |
温度分解能 | <0.10℃ |
視野角(FOV) | 41°×31° |
タッチスクリーン | ○ (静電容量式) |
対象温度範囲 | -10℃~+150℃ |
精度 | ±2℃または±2%の大きい方 |
放射率修正 | ○ |
測定値修正 | 反射温度、放射率 |
WiFi | ピアツーピア(アドホック)またはインフラストラクチャ |
稼働時間 | 2時間(内蔵バッテリー) |
充電時間 | 1.5時間 |
動作温度範囲 | -10℃ ~ +50℃ |
保存温度範囲 | -40℃~+70℃ |
重量 | 130g |
サイズ | L125×W80×H24mm |
C2 と C3の違いはWiFiが使えるか使えないかの違いだけです。
PCにUSB接続で編集ができるのであれば、WiFiは全く使いません。C2で十分です。
現在はC3とほぼ変わらない金額で性能の良いC5を買うことができるので、これから購入を検討されている方はC5を候補としたほうがよいでしょう。
メリット・デメリット
【メリット】
- ポケットに入れて持ち運びできるほど軽く手ごろな大きさ
- 熱画像と可視画像が合成されるため計測部位が分かりやすい
- 比較的購入しやすい価格
【デメリット】
- 起動に時間がかかる(50~60秒)
- シャッターボタンが押しづらい
- 解像度が低い
- 視野角が狭い
メリットに関してはFLIRのこのシリーズについては共通に当てはまると思います。
デメリットの起動時間、シャッターボタンについて人によっては結構なストレスとなると思います。C5では少なくともシャッターボタンは改善されているようです。
解像度、視野角は昔のガラケーの写真みたいな感じです。C5では改善されているようです。
次ページは、実際の画像を使ったレビューとなります。
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